にっこりブログ

30代会社員♀の好きなものや思ったこと

父が亡くなって半年

父が亡くなって半年経った。相続の手続きも進んでいるので面倒な作業はもうないはず。

父の身になって考えると、さぁ老後ゆっくりするぞという時に亡くなったのは本当に気の毒。
でも家族にとっては、早く亡くなってくれてよかった、と思う。
近年は自分のモラハラのヤバさに気づいていたようだけど、やはり根っこはモラハラクソオヤジのままだったので、そのままモラハラクソジジイになって周りは神経すり減らしていただろう。
あの感じで認知症にでもなったときには目も当てられない。体格もいいのでなおさら。

母はモラハラのせいで病気になってしまったけど、これからはのんびり過ごしてほしい。私は母のことも特に許していないので、あまりかかわらないでほしいけど。
本当家族は呪いだよ。私は家族なんて作らない。

女性差別の解消なくして経済成長なし

今、日本で生きていて、すごく世界に置いて行かれているような気持ちになっている。
賃金はたいして上がっていないのに物の値段ばっかり上がって、私と同じような庶民のほとんどはこのヤバさを感じていると思う。
仕事をしていても、なんか停滞を感じるというか、あまりビジネスがうまくいっていない感がある。

この停滞感・閉塞感は根本をたどれば、一向に改善されないジェンダーギャップが大きな原因だと思う。
政治家、会社役員に女性が少なすぎる。男女賃金格差が解消されない。能力に男女差はないため、人口の半分が不当な評価を受けていて適切なポストにつけていない、ということになる。その代わりに、男性というだけで能力もないのに高いポストについている人が多い。また、属性が偏っている組織にはイノベーションが起きづらく、時流にも乗れない。男性が考えた女性向け製品ばっかり出てくるので女性のニーズにあわず無駄が多い。
この「能力に男女差はない」というのは、生育環境に男女差がなければ、という前提がある。実際はバリバリあるので、女性は自信を失いやすく、本来の能力を発揮できないことが多いと思う。「女性は数学が苦手」「女性は結婚すればいいから勉強はできなくてもいい」みたいな言葉。息子にはケア労働(お手伝い等)を求めないのに、娘には求める。性的なからかい、痴漢などの性犯罪もたくさん起こる。こういうことの一つ一つが、女性が自分の足で立って生きていくための自信を削いでいく。すごく、すごく憤りを感じる。

私は所謂JTCの会社員になって十数年経つ。新人のころもおじさんばっかりだったけど、今もおじさんばっかり。厳密にいうと、若い世代に少しは女性が増えているが、役職があがるとおじさんしかいなくなる。役員は全員おじさん。おじさんが舵取りしているおじさんの会社なので、特に働き方のマインドも昔から変わっていないように思う。労働時間が長い上におじさんばっかりの会社なんて、女性はやっていきづらいよねと思いながら仕事をしている(私はもう慣れた)。JTCなのでSDGsを掲げているけど、労働時間長い時点で、全然持続可能ではないぞ。多様性もないし。

金銭的にも精神的にも余裕が出てきて、本当に自分が何をしたいのか、と考えたときに、この不合理な差別をなくしたい、というのが第一に浮かぶ。この差別がなくなれば、絶対にいい方向に転がると思う。差別をなくすってどうしたらいいんだ。デモなどの社会運動に参加しながら、教育の道に進むのがいいのかな。政治家は絶対向いていないし。
とっちらかってしまったけど、最近めちゃくちゃ憤りを感じるので吐き出してみた。

女叩きはキラーコンテンツ

インターネットでマネタイズするにはバズるのが大事だけど、一番手っ取り早いのが女叩きだなと思う。女を馬鹿にしたり非難する投稿はたっくさんいいねがつくよね。twitter(X)は元からミソジニックな投稿が多かったけど、収益化が始まってさらに多くなったなと感じる。

何故女叩きはバズるのか。
女は踏みつけてもいい存在として社会通念上認められているからだろう。格差社会の中だと、人は誰かを見下して安心したくなるもので、見下す対象として女はうってつけの存在。だって女を見下しても誰からも咎められず、男からの評価も落ちないから。だから女叩き投稿って見るととっても気持ちよくなるし拡散したくなるのだと思うよ。
女は女で、女叩き投稿を見ることによって「私はこんな馬鹿な女とは違う」と留飲を下げることができるのだと思っている。

このウーマンヘイトを規制せんと、既に蔓延しているミソジニー思想はさらに濃く強くなっていくのだと思うが、女性差別を差別と認識できない国なので無理だろうなと思う。もうおしまいです。女の子たちに申し訳ない。ミソジニーへ誘うグルーミングは止められないので、女も男もミソジニー思考を持ち、そのせいで女の自己肯定感はだださがり、ロマンティックラブイデオロギー(愛とか結婚とか)にごまかされて生涯を終える女を減らせないだろうと思う。

でも、自分にできることはやっていかないとな、とも思う。周囲の人にはちゃんと自分の思想を伝えていって、社会運動にもできるだけ参加する。女性支援団体にも寄付をする。ボランティアもする。この世に生まれてしまった女の子たちには、可能なかぎり「この世の中も捨てたもんじゃないな」と思ってほしい。

ペドフィリア差別に反対します、って何だ

SNSで「ペドフィリア差別に反対します」というタグを見かけてぎょっとした。ペドフィリア差別って何なんだ。

内心で何を思おうが自由だけど、それを外に出すと非難されてしまうのは仕方ないでしょう。
子供に性的欲求を持ってしまうという衝動は超反社会的な衝動(殺人衝動と同じ)なので、社会で生きていくには治療必須だと思う。
それをせずに、子供への欲求を外に垂れ流して「ペドフィリアを差別しないでください」は通らないんじゃないのか。

というか、大前提の「子供に性的欲求を持ってしまうという衝動は超反社会的な衝動(殺人衝動と同じ)」というのが共有できていないように見える。
「恋愛に歳は関係ない」とかいう言説が都合よく解釈されてしまっている。
権力と認知機能に差がない時のみ健全な恋愛関係は成立するので、大人と子供の恋愛は成立しない。
たとえ子供から迫られたとしても、良識のある大人はつっぱねないといけない。認知機能が弱い子供の一時の気の迷いに乗ってしまう大人は子供を守れていない。
そもそも、恋愛と性的欲求が固く結びついているのが個人的にはよくないと思うんだけどそれは置いておく、、

大人は子供を守らないといけない、っていうのは広く共有されていると信じている。
大人が子供に性的欲求を持つのは加害に当たらないという認識の人が多いのかもしれない。
子供も一人の人間であり、人間が人間に恋愛感情を持つのは自然なことだと思っていて、大人と子供の間で同意できていれば性的行為もOKであろう、と都合よく解釈しているのか。

日本は子供を性的に眼差しすぎ。ペドフィリア差別どころかペドフィリア天国だろこんなもん。
海外のドキュメンタリーで出てくる二次元児童ポルノは全て日本産。
こんな国で子育てしないほうがいい。

ペドフィリアは病院で治療を受け、絶対に子供にかかわるような場に登場しないでほしい。それを差別というなら、もうこんな世界無くなったほうがいいです。

歳をとると楽になった

十代二十代は瀕死の状態で混乱しながら生きてきたが、三十代半ばになって大変楽になってきた。
十代:男尊女卑モラハラ父に怯え、ネガティブ母から父の愚痴を聞きながら育ち、悩み事の99%は家のこと。家のことなので誰にも相談できない。勉強はそこそこできたけど家のことばっかり考えて自分の内面に向き合うことができないまま生きてしまった。
二十代:社会人になって家を出てだいぶ楽になったけど、今まで自分の内面に向き合ってなかったツケが回ってきて、変な男につかまって結婚するわ、離婚した後性的に倒錯気味になるわ(大学生のころもめちゃくちゃだったけど)、だいぶ混乱していた。
三十代:やっと自分が本当は何を求めているのか考えることができはじめ、理想と現実のギャップに苦しんだりして前半はそこそこしんどかったけど、半ばも過ぎるとだいぶ思考が整理されてかなり楽になってきた。

二十代後半から「この生きづらさを解消するためには思考し続けるしかない」と思っていたけど、思考の仕方が分からない。教えてもらってないから。最初は「宗教が救ってくれるのでは?」と思って宗教関連の本を読んだけど、全然しっくりこない。毒親関連の本とか色々読んで、最後ラディカルフェミニズムの思想に大変救われたように思う。既存宗教がしっくりこないのって、男尊女卑の思想に基づいているからなんだな、と納得感があった。

自分一人で思考するのは難しいので、既存の思想をお借りしてそこから思考していくのがいいなと思った。でも自分が真に求めている考えに出会えるかは運なのかもしれない。ただ、個人的には、女性の生きづらさはラディカルフェミニズムに出会えば解消することが多いように思う。「女らしくあれ」「選ばれる女になれ」という圧力はしんどすぎる。こんな圧力に何の正当性もないことをラディカルフェミニズムは教えてくれる。

女は歳をとると楽になる、というのは結構言われているけど、本当なんだなぁ、と実感している日々。
ただ、それはそれとしてこの世の中はクソだと思っているので、生まれてきてよかったとかにはならんね。

射精責任 を読んで

「妊娠中絶の99%が望まない妊娠が原因であり、その望まない妊娠のすべての原因が男性にある」
すごく反発されそうな一文だけど、まさにその通りだよね。
女性がセックスするだけだと妊娠しない、妊娠するのは男性が射精したときなんだよ。

女性が新生児を遺棄して度々ニュースになっているけど、妊娠させた男性については何も触れられない。
今、射精責任はほとんど問われてない。
射精責任を棚上げしておいて「経口中絶薬は女性の悪用が心配」とか言っているから絶望する。
このおかしさを改めて突きつけられて暗い気持ちになったなぁ。

パイプカットは元に戻せるの知らなかった。名前がよくないな。もっと技術が進んで復元率100%になったら、パイプカットが一般化すればいいのに。

性教育の本としてとてもいい。学校の課題図書にしてほしい。
大人も全員読んでほしいけど、本当に届けたい人には届かないよね。
この本を読もうという人は既に意識高いだろうし、読んでちゃんと受け入れられる男性がそこまでいるのかも謎。

不幸な子供を増やさないためにも、まずは「無責任な射精」をどうにかしろ!!!

3連休に観た映画

連休はたくさん映画を観た。

エスター ファースト・キル
最近は新作映画が動画配信サービスに来るのが早い。前作と同じ役者さんが演じた前日譚。身長を低く見せるために工夫しているのだけどそれが少し気になってしまった。仕方ないんだけどね。おもしろかったけど「バケモンにバケモンをぶつける」みたいな感じで結構観たことある展開だなぁと思った。

バードボックス バルセロナ
こちらも続編。前作とは違う立場の人の視点で描かれていておもしろかった!まだまだ続きそうだなこのシリーズ。

あなたの番です 劇場編
ドラマは全部観た。田中圭が演じている主人公の言動が全て気持ち悪くて「こんな気持ち悪かったっけ?」ってなった。というか登場人物ほとんど気持ち悪い。記憶を掘り起こしながら観るのは楽しかった。

マーダー・ミステリー
すごくおもしろかった!ナイブズアウトをもっとコメディにしたバージョンというか。最初は主人公夫妻の夫の言動がめちゃくちゃ不快だったが、終盤はむしろ頼もしく見えた。2も観よう。

最近ドラマばっかりで映画観られてなかったから満足。