にっこりブログ

30代会社員♀の好きなものや思ったこと

歳をとると楽になった

十代二十代は瀕死の状態で混乱しながら生きてきたが、三十代半ばになって大変楽になってきた。
十代:男尊女卑モラハラ父に怯え、ネガティブ母から父の愚痴を聞きながら育ち、悩み事の99%は家のこと。家のことなので誰にも相談できない。勉強はそこそこできたけど家のことばっかり考えて自分の内面に向き合うことができないまま生きてしまった。
二十代:社会人になって家を出てだいぶ楽になったけど、今まで自分の内面に向き合ってなかったツケが回ってきて、変な男につかまって結婚するわ、離婚した後性的に倒錯気味になるわ(大学生のころもめちゃくちゃだったけど)、だいぶ混乱していた。
三十代:やっと自分が本当は何を求めているのか考えることができはじめ、理想と現実のギャップに苦しんだりして前半はそこそこしんどかったけど、半ばも過ぎるとだいぶ思考が整理されてかなり楽になってきた。

二十代後半から「この生きづらさを解消するためには思考し続けるしかない」と思っていたけど、思考の仕方が分からない。教えてもらってないから。最初は「宗教が救ってくれるのでは?」と思って宗教関連の本を読んだけど、全然しっくりこない。毒親関連の本とか色々読んで、最後ラディカルフェミニズムの思想に大変救われたように思う。既存宗教がしっくりこないのって、男尊女卑の思想に基づいているからなんだな、と納得感があった。

自分一人で思考するのは難しいので、既存の思想をお借りしてそこから思考していくのがいいなと思った。でも自分が真に求めている考えに出会えるかは運なのかもしれない。ただ、個人的には、女性の生きづらさはラディカルフェミニズムに出会えば解消することが多いように思う。「女らしくあれ」「選ばれる女になれ」という圧力はしんどすぎる。こんな圧力に何の正当性もないことをラディカルフェミニズムは教えてくれる。

女は歳をとると楽になる、というのは結構言われているけど、本当なんだなぁ、と実感している日々。
ただ、それはそれとしてこの世の中はクソだと思っているので、生まれてきてよかったとかにはならんね。