にっこりブログ

30代会社員♀の好きなものや思ったこと

女性差別の解消なくして経済成長なし

今、日本で生きていて、すごく世界に置いて行かれているような気持ちになっている。
賃金はたいして上がっていないのに物の値段ばっかり上がって、私と同じような庶民のほとんどはこのヤバさを感じていると思う。
仕事をしていても、なんか停滞を感じるというか、あまりビジネスがうまくいっていない感がある。

この停滞感・閉塞感は根本をたどれば、一向に改善されないジェンダーギャップが大きな原因だと思う。
政治家、会社役員に女性が少なすぎる。男女賃金格差が解消されない。能力に男女差はないため、人口の半分が不当な評価を受けていて適切なポストにつけていない、ということになる。その代わりに、男性というだけで能力もないのに高いポストについている人が多い。また、属性が偏っている組織にはイノベーションが起きづらく、時流にも乗れない。男性が考えた女性向け製品ばっかり出てくるので女性のニーズにあわず無駄が多い。
この「能力に男女差はない」というのは、生育環境に男女差がなければ、という前提がある。実際はバリバリあるので、女性は自信を失いやすく、本来の能力を発揮できないことが多いと思う。「女性は数学が苦手」「女性は結婚すればいいから勉強はできなくてもいい」みたいな言葉。息子にはケア労働(お手伝い等)を求めないのに、娘には求める。性的なからかい、痴漢などの性犯罪もたくさん起こる。こういうことの一つ一つが、女性が自分の足で立って生きていくための自信を削いでいく。すごく、すごく憤りを感じる。

私は所謂JTCの会社員になって十数年経つ。新人のころもおじさんばっかりだったけど、今もおじさんばっかり。厳密にいうと、若い世代に少しは女性が増えているが、役職があがるとおじさんしかいなくなる。役員は全員おじさん。おじさんが舵取りしているおじさんの会社なので、特に働き方のマインドも昔から変わっていないように思う。労働時間が長い上におじさんばっかりの会社なんて、女性はやっていきづらいよねと思いながら仕事をしている(私はもう慣れた)。JTCなのでSDGsを掲げているけど、労働時間長い時点で、全然持続可能ではないぞ。多様性もないし。

金銭的にも精神的にも余裕が出てきて、本当に自分が何をしたいのか、と考えたときに、この不合理な差別をなくしたい、というのが第一に浮かぶ。この差別がなくなれば、絶対にいい方向に転がると思う。差別をなくすってどうしたらいいんだ。デモなどの社会運動に参加しながら、教育の道に進むのがいいのかな。政治家は絶対向いていないし。
とっちらかってしまったけど、最近めちゃくちゃ憤りを感じるので吐き出してみた。