にっこりブログ

30代会社員♀の好きなものや思ったこと

お葬式って結構大事なんだな

父が死んだ。
父のことは嫌いなので個人的には火葬だけでいいと思っていたけど、父が結構若い(60代前半)こともあり、家族葬をしてごく身近な人だけで見送ることにした。

自分が主体となって見送るのは初めてなのでわたわたした。小さなお葬式という会社にお願いして、XX円ポッキリのコースにしたので決めることは少なかったけど、それでもとても疲れた。私たちは家族葬だったけど一般葬の人はもっと大変なのだと思うと気が遠くなる。

一応日程感残しておこう。
<1日目>
・父、亡くなる
・小さなお葬式に連絡する(元々資料請求して早割をもらっていた)
・実家近くで空いている葬儀屋を探してもらい、連絡をつけてもらう
・実家では遺体安置できないので葬儀屋さんで遺体安置してもらう
家族葬にするということは決まっていたので通夜あり/なしを決める→通夜あり
・遺影の写真を探すが若い時の写真しかない、いくつか候補を決める
・父と親しかった人に日程を連絡する、供花について聞かれたので葬儀屋さんの連絡先を教える
<2日目>
・午前中、遺影の写真を葬儀屋さんに渡す
・火葬場で点火してからお骨上げの時間までの過ごし方を決める
・お通夜まで控室で待ち、待ち時間はタブレットでアマプラのパワーを観てた
・お通夜、父の友人と少し話をして解散
<3日目>
・骨壺をどうするか決める、小さい骨壺と大きい骨壺があって、両方に収めて小さいほうをご本山、大きいほうをお墓に収めるのが普通っぽいけど、今はどちらかの人も多いとのこと、母はそんなにたくさん骨はいらん、というので小さい骨壺ひとつだけにした
・葬儀、出棺
・点火した後に葬儀場の近所のカフェで大きいハンバーガーを食べた
・お骨上げ、担当の人の采配に感動した
・初七日法要、今は葬儀と一緒にやる人が多いらしい

お葬式って意味ある?所詮残された人の自己満足やしなぁ、、と思っていたけど、葬儀でぶえぶえ泣いている大きいおじさんたちを見て、このおじさんたちのためにも、ささやかだけどお葬式やってよかったなぁと思った。
複数人のおじさんが号泣しているのを見るのは珍しいので、すごく不思議な気持ちになっていた。私は1ミリも涙は出なかった。
お棺の中に手紙を入れてくれる人、写真を入れてくれる人もいて「こんなに悲しんでくれる人がいてよかったね」と思ったけど、同時に「その人徳を少しでも母に向けてくれたらよかったのにね」とも思った。

普通のお葬式だったら、祭壇や霊柩車のグレードはどうするか、とか色々決めることが多くて疲弊していたと思うから、小さなお葬式でよかったと思う。やっぱり人を少しでも呼ぶなら見栄もあるし少し上のグレードにするかどうかで迷う気がする。
今回はやってよかったなと思うけど、私のときはやっぱりお葬式はしないでほしいな、と思う。