社会にうんざり

少し前までは「自分がクソなので消えたい」という感情だったけど、それはなくなって、「この世がクソなので消えたい」になってきた。
この先もずっと強制労働が続くことにうんざりしたことも、もちろん理由の一つだけど、やっぱり自分が女性という被差別属性に生まれたということを思い知ったことが一番の理由だ。

「もはや女性差別なんてない」という言葉を耳にすることがあるが、社会に対する解像度の低い人が放つ言葉だなと思う。
私もつい数年前まで思っていたことだ。

めちゃくちゃあるっちゅうねん。書き殴ってやる。

賃金格差がまだまだめちゃくちゃある。
これって「女性が働く気がないから」とか言われているけど、ほとんど「女性は家に収まるもの」「おしとやかに」という教育のせいだろ。
今まで男性中心で作られた社会に対して、何もせず女性が適応できると思っているのか？
女性の方が体力もないし、生理で月の4分の1は体調不良だし。
多様性をうたうんやったら、まずは人口の半分を占める弱者に世の中を合わせろ。労働時間長すぎ。
男性と女性で肉体は違うが、権利は一緒でしょ。同じように生きていけるようにするのが人権を尊重した社会なんじゃないの。

賃金格差があるせいで、女性は単身で生きていけるだけの賃金を貰えていない。
だから結婚出産せざるを得ない女性が多い。
結婚も出産も素晴らしいものとしてキラキラにコーティングされているから、女性自身も自分で望んだものだと思っている人が多いと思うけど、本当に自分は結婚出産したいのか？と自問自答できる人は中々いないんじゃないかなと思う。
資本主義社会では経済力＝力である。今のところ経済力では女性は男性に勝てない。肉体的にも経済的にも力の差がある相手と同居して、女性がのびのび暮らせるわけないやん、と思うのですが。
「結婚は女の幸せ」という考え方を一般的なものとした人ってすごいね。邪悪。
結婚もしてない出産もしていない女は実質非国民扱いやねん。

結婚したらしたで「ご飯作ってる？」とか聞かれるし。お前は夫にも同じ質問をするのか？
男は家事すれば賞賛されるのに女は家事して当たり前。
出産もかなり危険な行為なのに、平然と愛する妻にやらせる夫。
妊娠出産は妻がしたんだから、育児は夫が中心になってやれよなと思うのに、妻のワンオペ育児が話題になる。
「ケア労働は女性がするもの」という意識が定着しすぎ。

道を歩いただけで性的に消費されるわ、性加害も受けやすいわ、散々。 ただでさえ虐げられているのにそこまでやるかね？と思う。
こんなに痴漢とかナンパが多いのって男性はうっすら「女性は男性に性的に評価されることが嬉しい」と思ってるからだよね。
めちゃくちゃ気持ち悪いんだよということを知ったら、流石にこんなに多くないよね？
性的な誇張をした絵が街中にある状態はほんと良くないと思うよ。
創作物も現実と地続きなんだよ。

なんていうか女性に生まれただけで「2番手」「補佐役」となっているのがストレス。
人間の想像力には限界があるから、当事者ではない男性にはこの気持ちはわからないのだろうなと思って諦めている。
対話なんて無理。とりあえず当事者である女性を政治の場にあげろ。
と思うけど、名誉男性もいっぱいいるからやっぱ厳しいかもね。