Netflix GLOW : ゴージャス・レディ・オブ・レスリング

風刺が効きすぎてて、途中視聴するのがつらい時もあったけどやっと観終わった。インド系アメリカ人の女の子が「ベイルート」という名前のテロリスト設定のレスラーをやらされていたのが特にキツかったな。

監督のサムは正に爛れたオジさんで、最初は非常にイラつく人物なのだけど最後らへんはマシになってた。でも、マシになったとは言え、ルースがテレビ局のお偉いさんからの誘いを断ったのが原因で番組終了に追いやられたとき、ルースを責めずお偉いさんへの怒りを露わにしたのは、少し無理があるかも、と思った。あの年代のサムみたいなオジさんは絶対ルースを責めるだろなぁ。同じ女性であるデビーですらルースを責めていたし。あのサムの振る舞いは、ルースへの恋心があったからなのか。

バッシュの女性蔑視、同性愛蔑視がしんどかった。いいとこのお坊ちゃんで、普通に「いい人」なのだがバッシュが自分と同じ「人間」だと認める人はほんの一握りの属性の人たちだけだったんだろう。

デビーが子供を産んだことの後悔を口にしていたのがよかった。子供を愛しているかどうかとは別の問題なんだよね。チェリーの子供を産みたくないという思いが最終的には尊重されたのもよかったし。普通はなし崩しに子供産んでしまうと思う。

レディたちは全員魅力的で、レスリングも見ててすごく楽しかった。打ち切りになってしまって残念だよ。終わり方も何か中途半端だし。